小さなラジオとは

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みなさま、こんにちは。
ようこそお越しくださいました。
うれしいです。

どんな風にしてここにたどり着いてくださったのかとても知りたいです。
2016年4月から2018年3月末まで続いたwebラジオ「自由なラジオ」を
聴いていてくださった方もいらっしゃるでしょうし、わたしのTwitterや
Facebookで知った方もいらっしゃるでしょう。

「自由なラジオ」では25名のゲストの方々とお話をしました。
このご挨拶の最後のところに25名の方々のお名前リストを載せておきま
す。アーカイブに残っているので「いつでも」「何回でも」「無料で」
聴くことができます。

「自由なラジオ」を卒業することを決めた時点でわたしははっきり決心していました。
ひとりでラジオ番組を作る・・・って。

2011年3月11日を境に自分の意識が変化して、
「脱原発」や「戦争反対」といった活動をされてきた方が多くいらっしゃいます。
わたしもそのひとり、です。

地震と津波は天災、自然災害。
けれど原発事故は人災、防げた事故。
元・京都大学原子炉実験所の小出裕章さんの「騙されたあなたにも責任がある」という言葉を聴いて以来、私は少しずつ変化してきました。
「騙されて」きた自分はなぜ騙されたのか。
大きな新聞やテレビ・ラジオもほんとうではないことを報道することがあるし、
大きなスポンサーが展開するものには「嘘」と「ほんと」が入り混じっていることにも気がつきました。

2018年7月。
「木内みどりの小さなラジオ」開局します。

会いたい方に「会いたい」とお伝えしてOKを貰ったら
自分で録音機を持って出かける。
スタジオを持たないスタッフも抱えない、
たったひとりで始めるラジオ。

テレビがなかった頃、一台のラジオに家族みんなが
耳をすませて聴いていたあの時間。
夏は暑く・冬は寒く・夜は暗かったあの時間。
確かなものに耳をすませ、小さなものを見落とさないように、
誰もが丁寧に暮らしていたあの感覚、あの豊かさ。
どこか懐かしい、そして、優しい時間があなたに届きますように。

一回きりの人生。
致死率100%の人生。
67歳の今、あと、何年生きられるのかを考えるようにもなりました。
だからこそ始めてみることしました。
聴いてください。

初回のゲストはなんと、原子力の専門家、元・京都大学原子炉実験所助教の小出裕章さん!
うれしい!
喜びいっぱいの中でスタートできます。

「ひとり」を強調しているようで恥ずかしいので告白します。
はい、助けていただいています。
まずは「un-T factory!(アンティー・ファクトリー)」の中川直樹代表と担当してくださっている制作チームのみなさま。
サイトのシステム構築・デザイン・運営すべてを無償でやってくださっています。
費用をすべて支援してくださっている株式会社IMAの水野誠一さん。
事務能力に欠けるわたしに経理の基本を教えてくださったり助けてくださるIMAの秘書さん、
塚本由紀さんと廣中祐子さん。英訳をしてくださる貴田マリさん。
文字おこしをしてくださった、永岡浩一さん、佐藤綾子さん。
いつも励まし勇気づけてくれるドキュメンタリー映画のプロデューサー・橋本佳子さん。

ありがとうございます。感謝しています。

さぁ、船出が決まってなんだかワクワク、うれしい。
ちょっと散歩でもしてきます。

木内みどり

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「自由なラジオ」アーカイブ

※木内みどりがパーソナリティとして出演したものを抜粋

応援コメント

小出裕章さん 元京都大学原子炉実験所

みどりさんっていい声だなぁと改めて思いながら聞きました。3歳10ヶ月の子の声や、みどりさんが弾いた曲など、みどりさんが死ぬまで続けるという「小さなラジオ」にとっては何よりの出来栄えですね。みどりさんを慕って協力してくれる人がたくさんいることを素晴らしいことだと思います。
ゲストのインタビューの他に新しい憲法の話の朗読や詩の朗読もあり、みどりさんならではの内容になったと思います。きっと多くの人が聴きに来てくれるでしょう。私も楽しみにします。

落合恵子さん 作家

わたしも「最後の仕事」を考える年代になっています。「小さなラジオ」を「大きなラジオ」にしましょう。 酷すぎる時代であり、政治です。こんな社会を遺しておくことは犯罪です。木内さんを見習って、73歳落合も踏ん張ります。

蕎麦屋「ひぃふぅみぃ」さん

みどりさん、小さなラジオ楽しみにしています。蕎麦屋はラジオが定番です。理由は仕込みをしながらでも営業しながらでも聴けるからです。アーサー・ビナードさんとの対話を楽しみにしています。

丹下鉱希さん 映像作家

木内さん、新しい船出おめでとうございます!とても嬉しいお知らせでした。自由なメディアを作った木内さんの心意気にとにかく、とにかく、盛大な拍手を送ります!!ブラボー!!心の中で拍手しつつ、僕に何ができるかなあと考えています。応援していますよ。この時代に進む船にはぴったりな小さな船ですが、乗り切らないほどのものを抱えて、さあ、どこへいきましょうか。楽しみな旅の始まりですね。

永岡浩一さん

木内さん、自由なラジオの後、webラジオ開始に敬意を表します。配信されたら内容書き起こし、ネット拡散で協力します、お元気で。

西谷文和さん ジャーナリスト

ぜひ、小さなラジオからいろんなことを発信してくださいね。応援しております。木内さんの優しい目線、おかしいことはおかしいと主張できる勇気に励まされる人々がおられるはずです。私もその一人です。これからもお元気で、ご活躍を祈念しております。

鈴木耕さん マガジン9 編集長

「小さなラジオ」発足、もろ手を挙げて、おめでとう!です。混迷という言葉では表現できないほどのどろどろの世の中に咲いた、小さいけれど真っ白な花、それが「小さなラジオ」です。 不正義に抗う人は、いつでもきりりと凛々しく美しい。木内みどりさんもそのおひとり。「小さなラジオ」は「抗う声」なのです。私も後ろからついていきます。静かな語り口のやさしいラジオは、きっと聞く人に届きます。おめでとうございます!